Un
Concert de
Piano
Excentrique
: 2002
〜第3回 こだわりのあるピアノ弾きとその仲間達による大演奏会〜
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= 曲目解説・演奏者メッセージ =
 リアルオーディオ演奏付き
| 8. |
バルトーク/「組曲」Op.14 |
石藤紀子 |
バルトーク/ミクロコスモス「ブルガリアリズムによる6つの舞曲」より第6曲
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<プロフィール>
一橋大学大学院言語社会研究科所属,12月現在修士論文執筆中。テーマは『日本における「中国音楽」の変遷』。現実逃避方法はフラメンコ(見ての通り),映画鑑賞,山登り,料理,散歩,など。
<曲目紹介>
今回は平和への祈りがテーマです。ハンガリーの作曲家バルトークは,初めはハンガリーの独立と優位性を音楽で表現するという民族主義の目的のために,民謡収集旅行を始めました。しかし,その旅行がハンガリーの範囲を超え,その周辺,そして果てにはトルコやアフリカの方にまで及んだ時に彼は,各々の民族が持つ民謡がそれぞれに美しく価値があるもので,特に様々な民族が入り交じった地域では,民謡が交じり合った結果,よりその音楽性が豊かになっていくことに気づきました。彼はこの結果民族主義から離れ,「あらゆる戦争と紛争を超えた諸民族の共存のために」音楽を作るという理念を持つようになりました。しかし志半ばにして,当時台頭したナチスによって亡命を余儀なくされ,亡命先のアメリカで客死しました。残された多くの作品は,音楽上の傑作群であると同時に彼の理念の形でもあります。彼の死後半世紀以上経ちましたが,残念なことに戦争も紛争もなくなるどころか広がる一方です。演奏者は,バルトークの高潔な理念には及びもつきませんが,せめて彼の曲を演奏することで平和への祈りをこめたいと思います。最初に弾く「組曲」は,彼が民謡を収集してその構造を分析した結果生れた作曲技法が凝縮して用いられています。バルトークのピアノソロ作品の中で一つの頂点をなす作品です。「ブルガリアン・リズムによる6つの舞曲」は6曲ともそれぞれ違った変拍子が用いられていますが,最後の曲は8分の3+3+2拍子(!)です。
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