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= 曲目解説・演奏者メッセージ =
 リアルオーディオ演奏付き
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セヴラック/「セルダーニャ」より
I) 「二輪馬車で」
、
V) 「らば牽きの帰還」
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金子雄一郎 |
■プロフィール■
サラリーマン生活も10年を越えましたが、休日出勤と子供の妨害の僅かな間隙を縫って、細々とピアノを弾き続けています。指が回らないのは昔からですが、思い描く音楽の姿は学生時代から少しずつ変わってきているような気がします。
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■曲目解説■
それまでは私も含め多くの音楽ファンにとってさえあまりなじみの深いものではなかったセヴラックという名前も、1年半前に舘野泉さんの演奏する美麗なCDが店頭を賑わして以来、ずいぶんと人口に膾炙してきました。彼を紹介する際に屡々引用されるのが、同じフランスで10歳上のドビュッシーの評した「セヴラックの音楽はよい匂いがする」という言葉です。同じように<大気や木の葉のそよぎや花の香り>の印象を喚起する音楽でありながら、ドビュッシーでは無機的な風景とそれを映じる作曲者の感性だけが浮かび上がってくるのに比べて、セヴラックの音楽では<風景の中には人の姿があり、大地に根づいた生活の匂い>がするように感じられます。
「セルダーニャ」は、5曲からなる組曲で、セルダーニャ地方(フランスとスペインにまたがるカタロニア語圏)への旅を描いています。
I. 二輪馬車で
II. 祭り(ピュイセルダの思い出)
III. 辻音楽師と落穂拾いの女たち(フォンロムーへの巡礼の思い出)
IV. リヴィアのキリスト像の前のらば牽き
V. らば牽きたちの帰還
本日はIとVだけを抜粋して、出かけたとたんに帰ってきてしまうというおかしな構成になりますが、音による道往き、移りゆく風景を感じられれば何よりです。
「二輪馬車で」:ごろごろと音をたてて走り出した馬車は、時々つんのめったり、坂を転げ落ちたりしながら、軽やかなリズムに乗って、遠くへと運ばれてゆきます。
「らば牽きたちの帰還」:足取りたしかに刻まれる蹄のリズムのうえで、らば牽きたちは旅先の回想と郷愁を歌います。
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■音盤情報■
ジャン・ジョエル・バルビエ(1970 Musidisc)の、しっとりとした実体感のある音と誠実な語り口が、好みに合います。前述の舘野泉(2001 Warner)も光彩に満ちた素晴らしい演奏。
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