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= 曲目解説・演奏者メッセージ =
 リアルオーディオ演奏付き
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バッハ/ 前奏曲 BWV 921

バッハ=フェインベルク/ コラール BWV 650
バッハ=ゴドフスキー/
無伴奏チェロ組曲第5番 BWV 1011 より 前奏曲とフーガ
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田中博幸 |
■プロフィール■
慶應義塾大学経済学部卒、現在某IT企業にてSEとして働いている。在学中は慶應義塾ピアノ・ソサィエティーに所属し、責任者を務めた。ピアノは幼少より始め、趣味として続けながら現在に至る。以前は派手な曲を選曲していたが、最近は古典的な曲を好んで演奏する。
この「こだわり〜」ではホームページ作成・管理をしている。
http://www.prox.jpn.org/~piano/kodawari/
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■曲目解説■
BWV 921(c-moll):これがBachのオリジナル作品か?と思うほどBachらしくない曲である。Bach本来の厳格さのかけらもない、断片をかき集めた即興的な曲であるが、若かりしBachがこんな曲を即興で弾いて見せて大喝采を浴びている姿も想像できなくはない。偽作説もあるが、少なくとも最後のPrestissimo(コーダ)はBach自身の手で書かれたらしい。
BWV 650(G-dur):FeinbergはBachのオルガン曲をいくつかピアノ用に編曲している。オルガンのためのホ短調の前奏曲とフーガ、Vivaldiのコンチェルト、トリオソナタ、そして13曲あるコラール。今回は13曲のコラールの中から親しみやすい極めて単純なコラールを取り上げる。本来カンタータ137番の中に含まれるコラールだったが、BWV 650はBach自身がオルガン用に編曲したものである。私としてはオルガン編曲版よりも原曲カンタータの躍動的な幸福感の方が好みなので、そのように弾きたい。
BWV 1011(c-moll):この重厚な響きはもはやBachのものではないようにも聞こえるが、かのGodowskyの手によって、基本が単旋律の無伴奏チェロ曲の倍音から想像される対旋律を過度なまでに想像力をふくらませ、魅力的なピアノ曲として生まれ変わっている。2年以上前にこの曲を知ってから、何度も弾こうとして途中で挫折していたのだが、この長い間聴き続けても飽きないこの曲、今回こそちゃんと弾けるようになりたい。
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■音盤情報■
BWV 921:Katsarisの「Johann Sebastian Bach recital 1」(Piano21, P21007)に収録されたものか、鈴木雅明のチェンバロ演奏「Fansasias and fugues」(BIS, BIS-CD-1037)が情熱的で良い。Padovaの演奏「Complete Fantasias」(stradivarius, STR 33593)は即興が多く面白い。
BWV 650:ピアノとしてはHamelinの「Composer-Pianists」(hyperion, CDA 67050)に収録されたものくらいか。ピアノ以外ではYo-Yo-Maのアルバム「Simply Baroque」(SonyRecords, SRCR 2360)に収録された、Koopman編曲の室内楽版が出色。
BWV 1011:なんと言ってもLabeの演奏で「Transcendental Bach」(DORIAN, DIS-80117)に収録されたものが良い。チェロの原曲はCasalsの堂々たる演奏に圧倒される。
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